ZARD『運命のルーレット廻して』
1998年9月17日 リリース
25年前に世に出たZARDのシングル曲。
僕がZARDの曲で2番目に好きな曲。
かの「名探偵コナン」のオープニング曲にも起用され当時16歳の僕は「ついにコナンにZARDきましたか!ひゃっほう!」みたいな謎テンションだったのを覚えてる(笑)
ZARDファン以外にはそれほど知られては居ないのだろうが、コナンOPに使用されたバージョンは実は音源化はされていない。というのもこの曲には多数のバージョンが存在していてどれをアニメに使うか、CD化にはどれを使うか、試行錯誤をかなり重ねたようだ。
結局、リリースされた最初のシングルCD盤や後のベスト盤にはイントロがスパニッシュ調のギターから始まるバージョンが起用されていて現在Spotifyなどのサブスクで聴けるものも当然これ。
ZARDのシングル曲の中でもとりわけ曲全体を通してドラマチックでハード目なギターサウンドが特徴だろうか。アウトロは坂井泉水のボイスを聴きながら余韻を残しながらフェードアウトしてゆくのも味がある。
やはりアニメとの親和性が強く、僕はあのオープニングアニメがめちゃくちゃ印象深い。あの頃はよくコナンを見ていたせいもあり早くリリースしないのかなとはやる気持ちでいっぱいだったものだ。TVオンエアからだいぶ経ってからのリリース予定にヤキモキしたし、すでにフラゲ日というものがあるのを知っていた僕はリリース日の前日に馴染みのCDショップに買いに走ったものだ。
この曲で特に僕に深く刺さったのがサビで何度か出てくる【ずっと君を見ていた】というフレーズだ。ここの彼女の歌唱はとてもパワフルで何度聴いてもゾクゾクさせられる。坂井泉水の歌声は爽やかさや柔らかさが特徴だと思うが、時折ロックボーカリストにも劣らない力強さも感じさせる。この曲では特にそう感じた。以来25年間この曲は自発的によく聴く大好きな曲だ。
2016年に(この頃は特にコナンを見てはいなかったが)LaPomPonという女の子グループがカバーしてエンディング曲として流れたと知り、すぐに見た時には「坂井さんじゃないけど、うわ、なにこれ泣けるじゃないか…」という感情になった。
名曲は歌い継がれていくんだな〜。ありがとう。
カップリングの「少女の頃に戻ったみたいに」も名バラードで劇場版コナンの『14番目の標的(ターゲット)』の主題歌に起用されているが、こちらも個人的にZARDマイベスト10に入れたい曲だったりする、こちらも一聴の価値ありだ。
最後に「運命のルーレット廻して」というタイトルも大好きだ。名曲感が凄い。実際に名曲だからもっと凄い。