風のない十字路

邦楽洋楽のアルバムレビューを主に書いてます。

TM NETWORK 30th FINALのファイナルに行ってきた



昨日、3月22日 神奈川県の横浜アリーナにて行われた
TM NETWORKのライブ


TM NETWORK 30th FINAL


の2日目、最終日公演に参加してまいりました。


去年4月のthe beginning of the endツアー以来2回目の参加です。


その時のブログはコチラ


 


まずは昨日のセットリストは以下です。(うろ覚えだったのでBARKSさんの
ライブレポから拝借し、自分なりにアレンジしてます)


OP. Just Like Paradise
01. RHYTHM RED BEAT BLACK
02. Children of the New Century
03. Here, There & Everywhere
04. SCREEN OF LIFE
05. Birth
06. A Day In The Girl’s Life
07. CAROL (Carol’s theme I)
08. Gia Corm Fillippo Dia
09. In The Forest
10. CAROL (Carol’s theme II)
11. Just One Victory
休憩15分
12. 月はピアノに誘われて
13. あの夏を忘れない
14. TK SOLO
15. Get Wild 2015
16. We Love The Earth
17. Be Together
18. I am
19. Fool On The Planet
END. Electric Prophet


 


開演は17時を少し過ぎたころで、横浜アリーナ会場内の灯りが消され、
客席がザワつき始めると、ステージのスクリーンに映像が流れ出す。


小室さんが一人、ヘリに乗って、大空を旋回しながら最後にTM NETWORK
と書かれたバトンを地上に落とす 、というような感じだったと思う(うろ覚え)


するとステージにTMの3人をはじめ、サポートメンバーである葛G、松尾さん、Ruyさん、
阿部さんが登場。普通に出てきたから驚いた(笑)


そして1曲目は葛Gのギターのカッティングから始まる「RHYTHM RED BEAT BLACK」
だった。まさかまさかこの曲を演奏してくれるとは!TMの曲でかなり初期に好きに
なった1曲なので嬉しかった。やはりサビ前の「It's Call "RED"」「It's Call "BLACK"」
はかっこいい!!


2曲目はこれもなんとChildren of the New Century。2013年のライブでも
インストで流れていたが、今度はちゃんとウツさんのボーカルで聴けた。素晴らしい!!


3曲目はこれまた2013年のライブでも披露されたが、再びウツさんの甘いうっとりする
ボーカルで聴く「Here, There & Everywhere」は絶頂モノ!一緒に行った嫁さんが
相当好きな曲で本人は相当喜んでいた。


4曲目はまったく予想していなかった2004年の作品「SCREEN OF LIFE」だった。
TMにしては珍しく団塊世代に向けて作ったというメッセージソング。丁寧語な歌詞が
印象的である。ライブで聴くとクールでかっこいいことが判明。


5曲目についに最新アルバム『QUIT30』から「Birth」。この曲ではウツさんは奥に
引っ込んで休憩タイム。変わりに【HUGE DATA】でのウツさんの映像が流れる。
木根さんと小室さんがコーラスで頑張っておられました。


6曲目~11曲目、ここからは待望の『CAROL』メドレータイム突入。
あの「A Day In The Girl’s Life」のイントロが流れ出した、瞬間に感激のあまり僕は
泣いてしまった。


「ああ、あの数え切れないくらい聴いたキャロルを生で聴けるなんて・・・・」


もう頭の回路はめちゃくちゃですね(笑)初参加した去年の春ツアーでは『DRESS2』
メインのセットリストだったし。「QUIT30」~「HUGE DATA」は参加できず、だったし。
ここでやっと、という思いが込み上げてしまって。


「Gia Corm Fillippo Dia」では80年代後半の当時のCAROLツアーライブの映像が
映し出され、ジャイガンティカもご出演されてました(笑)


そして「In The Forest」。僕がCAROL組曲で一番好きな1曲。ウツさんが歌う後ろで
スクリーンにはまだ20代のウツさんが歌う映像が流れ、シンクロしている。
思わず「ウツさん、若ぇな~。頭ツンツンしてるし」と思った(笑)


要所要所にスクリーンにはおばさまになったキャロル・ミュー・ダグラス。ウツさん、木根さん
、そしてFanksにメッセージを送ってくれた。
「UTSUは理想の男性だった」
「KINEは優しい兄のよう」
みたいな感じになり、なぜかクスッときてしまった。 


そしてキャロルのメッセージ、Fanksには「Just One Victory」という曲を贈ってくれた。
去年の春ツアーでも生で聴いていたが、やはり今回は「CAROL組曲のシメ」という形で
あったからかすごく熱がこもっていたように感じた。


そして、一通り演奏が終ると、スクリーンに「休憩15分です」(実際は英語でね)と出て
異例の休憩タイムに。いや僕ら夫婦は体調悪かったので大助かりでしたが。


15分後、再開。


木根さんがキーボード前に座り、葛Gがアコギ、Ruyがパーカッション、という布陣で
『EXPO』収録の木根さんボーカル曲「月はピアノに誘われて」。小室さん、ウツさん休憩
タイム。まさかTMのライブで木根さんの歌声を聴けるとは思わなかったので嬉しい。


続いて、同じく『EXPO』から「あの夏を忘れない」。これまた意外すぎるセレクト。
ウツさんも、小室さんも登場!おお!ウツさんピンクのシャツ、爽やかな出で立ちですね。


なんとなく雰囲気が変わり、小室さんがシンセに囲まれ、なにやらやりはじめたぞ。


「こ、こいつぁ、ゲワイ(※)前哨のTK SOLOか!?」 ※ゲワイ=「Get Wild」のこと


と思っていたら、聴きなれたあのメロディとフレーズが。「Self Control」だ!
おなじみのセルコンだ、と思ったら前奏が始まらないので、今回はセルコンさえも
TK SOLOに取り込んだのか、という感じになりそのまま進行。


チラチラ腕時計を見て、小室さんが弾き始めて10分くらいしてようやくゲワイの
片鱗が聴こえ始めて、Fanksたちが動き始める(僕もだが)


これが最新版「Get Wild」のGet Wild 2015」。なんかどう説明したら良いのか
わからないが、ボーカロイドっぽいエフェクトのかかった声も入ってきたりして驚いた。
でもゲワイにはかわりはなく、会場は興奮のるつぼと化した。


やはり僕もある種、生「Get Wild」を聴きたくて、参加してるといっても過言じゃない。
去年はじめて生で聴いて体感して、ハマってしまったからだ。また熱唱してしまった(笑)


そうだ、まだTM自体のファンではなく「シティーハンター」のED曲という意味合いで好き
だった子供時代から大好きな1曲だから、もう目の前でその曲が生演奏されていれば
熱狂せずにはいられない。


と、話が脱線したので戻します。(遅い)


その勢いそのままに、名曲中の名曲「We Love The Earth」ときた。なんとも嬉しい
選曲だ。まだまだFanksとしては日の浅い嫁さんも大好きな1曲で、嬉しそうだった。
ウツさんの熱唱する姿、やはりかっこいいなぁ。


この曲の時の照明は派手派手でなく、まさに地球を連想させる青い光をキラキラと
出していたミラーボールのみ、というのも印象に残った。素晴らしい演出。


続くは静かなイントロからウツさんの「30周年ありがとう!」(だったと思う)のシャウトと
ともにブレイク。天井からはキラキラとテープが落ちてくる。Be Togetherがきた。
おそらくこの曲で盛り上がりは最高潮に達したのは間違いなかった。肝心のサビ直前の
ウツさんのターンも華麗に決まり(決まってたよね?)地鳴りのような横浜アリーナ


そろそろラストかな、という流れで「I am」(2013ver)が来ました。いらぬ心配かもしれな
いが、後半に入ってから怒涛の勢いできてるので正直ウツさんが心配になったりした。
「I am」は名曲だが、歌い手にとっては相当な難易度の曲だと思う。それをやはり歌い
こなしてしまうウツさんは凄い。ボーカリストの鏡。


なんと、ラスト1曲はTM最強バラード「Fool On The Planet」。【HUGE DATA】公演で
披露していたと知っていたので、ここではないだろう、と完全にノーマーク状態で流れる
あのシンセのイントロ。


泣きました。


まさか聴けるなんて。


もうウツさんの声、歌詞一文字一文字を噛み締めるように聴きました。


サビでは小室さん、木根さんのコーラスも力強く、それは素晴らしかった。


 


曲終了後、3人はステージ中央に集まり、手を振り、消えていきました。


次、いつ TM NETWORK として活動してくれるかわからない。
だから余計に見に行ってよかったと思います。
素晴らしい3時間を届けてくれた3人に本当にありがとう、と言いたいです。


 


 


<その他>


この日、朝起きた段階では体の調子が悪くて行ける心境ではなかった。


この1週間はなぜだ?と誰かに問いたくなるほどに、体調を崩し(夫婦二人して)
嫁さんはずっと喘息並みに咳をし、僕はなんとなく鼻が詰まり変な感じでいてでも
熱はなかったのに二日前にいきなり38度という発熱。苦難の1週間。


二人で口々に「TM行けないかね」「チケットどうするか」「断念するか」「イヤ無理やり
にでも行こう」「なぜ今週こうなった?(怒)」と言ってました。 


行ける感じの体調じゃなかった・・・でも30周年のTMの最後のライブだ。せっかく取れた
チケット、無駄にはできない。これを逃したら後々後悔するだろうと思い、とにかく出た。


 


長野県の小諸から高速道路に乗り、関越道を走る。途中のSA、PAでちょこちょこ休憩を
取りながら進むという作戦が当たったのか、僕の体調もある程度までは回復した。


しかし、一度練馬で一般道に降りて東京の街中を走るのは、かなり集中力を使った。
とにかくゴリラ君(カーナビ)の言うとおりに行かないと、あっという間にわけわからん
ようになる。事実、玉川から再び第3京浜線に乗るのに、IC入り口を素通りしてしまった
(なんとかゴリラ君の機転の良さですぐに乗ることができた)


横浜に入ってからもあまりの「横浜っぷり」(田舎者の表現)に度肝を抜いたりと、冷や汗
ものだった。まあ横浜アリーナ隣の立体Pが空いてたからサッと入ってから、特別料金
ということを知ったり。


会場前はすごい人だかり、人ごみがとにかく大嫌いな僕はもはやグッズ売り場や
限定CD「Get Wild2015」を買う気力は失せ(笑)とにかく端のほうに会場する時間まで
おとなしくしていた。


横浜アリーナ内は予想よりも大きくない印象だった。キャパは1万人弱というから、09年に
ミスチルのライブを長野ビッグハットで見た時より若干多いのかな、という感じ。


僕らはの席はアリーナ席Bの少し後方。場所的には悪くなかった。


そうそう、休憩15分の間に少し後方(たぶん、BとCの間くらい)で一人TMの曲を
熱唱している男性がいらっしゃいました(笑)あの人は何者だったのか?


去年春の時は、ライブ終了後に運転して府中から山梨を経由して帰る途中、
あまりの眠気と疲れで、コンビニの駐車場で仮眠しました。


今回はそうならぬよう、体力を温存するため、休憩後1曲目は座ってました。
ごめんなさい木根さんm(_ _)m


終演後、横浜から同じ道を戻るのですが、行きと同様に関越道に乗るまではきつかった
けど、乗ってからは休憩、休憩をしつつ無事に小諸まで普通に帰りました。


 


それではお疲れ様でした。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。